ブエノスアイレスの地下鉄で、500形の次に好きなのがこの車両だ。
この形式は全路線の車両を統一すると言う計画のもと設計・製造されたものの計画は頓挫、どんどん活躍の場を追いやられ、今やE線で数編成がと活躍するのみとなった。
この車両についてしっかりまとめた記事はあまり無いので、形式について基本的な情報を解説しておこうと思う。
A型…パンタグラフ付き制御電動車
B型…制御電動車
C型…付随車
となっている。
全線共通車両になるはずだったので
1A,2A,3A…といった具合に各形式で通し番号で付番されている。
E線では2+2の4両編成及び2+3の5両編成で運用されている。組成は以下の通り。
[5両編成]
Retiro←B-C-A+B-A→P. de los Virreyes
[4両編成]
Retiro←B-A+B-A→P. de los Virreyes
K編成
ごく一般的な5両編成。編成記号ステッカーがだいぶ色褪せていて読みにくい。
W編成
上の前照灯のように見えるのは恐らく路線記号(アルファベット)を表示するはずだったと思われる。このようにところどころ全線共通車両として設計された痕跡を見ることができる。
U編成
検査を出場して間もないため、パンタは綺麗な赤色、塗装もピカピカ、床下機器もとても綺麗だ。特筆すべき点として、37A号車の乗務員室ドアが塗装されていない。路線表示器のライトは撤去され、編成記号を表示している。アルファベットなので、本来の用途に近い使われ方をしている。また、行き先表示器の下のステッカーが無い。
O編成
シールドトンネルを走行。路線表示器のライトが生きている車両は進行方向に関係なくずっと点灯しているので、このようなバックショットの場合は無灯火の方が見栄えがよいと思う。
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